HA4のエアコン移植作業の取り付け編。
朝からやったのに各部の点検とかも一緒にダラダラと作業したために終わったのは夕方の5時頃でした。1枚目の写真はキャブレターに付けたアイドルアップのアクチュエーターです。この黒いホースに負圧(バキューム)が来ます。アクチュエーターとはこういう作動する部分の名称をいいます。負圧であったりモーターであったりしますけど..。で、この場合はエアコンONと同時に電気仕掛けで弁が開閉してその時だけバキュームが来るようになっています。そしてリンクを通してカムみたいになっててスロットルを少し開けるという動作になるわけです。
この負圧ってのはとても大事なんです。みなさんがブレーキを軽い力で踏むだけで車が止まってくれるのはこのエンジンの負圧と大気圧の差を利用しているからなんです。(^^)その部分はなかなか壊れない仕掛けなのでブログの記事に出来ませんケド。(^^;;
なんでエアコンONの時にアイドルを少し上げるかというとですね、普段はコンプレッサーにはベルトがかかってるだけで空回り状態なんですけど、エアコンONで電磁石でカチッとくっつく訳です。そうするとエンジンには結構これが負担なんですね。エンストしやすくなったりします。後は回転を少し上げて発電量を確保するという目的もあります。 エンジンの回転数も上がる上にコンデンサーのファンも回ったりしますから特に小さい自動車だと本当にうるさいですよね。乗ってる人はそんなに分かりませんけど。
で、ガスを入れながら試運転です。するとアイドルアップしてくれません。(^^;;アクチュエーターはちゃんと動いているのですけど、よく見るとその先のカムの部分で金属の板が曲がってて当たっていない様子です。
こういう時はもうチカラワザです。(^^)コブラを取り出して金属自体を曲げて調整です。つか、こっちの方が早いです。(笑)2.3回やったらちょうどイイ回転になってくれました。冷えもバッチシです。
アイドルアップアクチュエーターはキャブレター車じゃないとついていません。普通の車は電子制御ですからこういう作業は各センサの情報にしたがってコンピューターが自動的にアイドリング回転数を制御してくれています。(^^)
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