HA7のヘッドガスケット交換をしました。
このお客さんですが、以前はHH5にお乗りでしたけどオーバーヒートさせてヘッドガスケット切って修理代金が高いということで車を替えていただいたのです。で、その変えた車がまたオーバーヒートでヘッドガスケット交換する羽目に…。(^^;; お客さんも納得行きません。普通ヘッドガスケットが切れるのは冷却水がなくなってオーバーヒート。その二次災害的なものがほとんどです。エアー抜きが不十分なためにヒートするっていうのはよく聞きますけど、新車から一回も冷却水を交換する作業をしていないのに冷却水ラインにエアーが入ってオーバーヒートですから。走行距離は6万キロ。冷却水なんてどっからも一滴も漏れていません。リザーブタンクは満タン状態。ラジーエータはパッと見でコアが見えるくらい水が減っています。そりゃそうだよね。エンジン自体からエアーが冷却水のラインに送り出されるのですから。
中古車を買っていただいて3年くらいかな?。お客さんも納得されてなくて通常修理代金の半分の値段でって事でようやく納得して頂きました。それでも¥25.000かかります。(^^;; かかりっきりで出来るだけ最高に急いで作業しても3~4時間はかかるでしょう。エア抜きまで入れたらそれこそ8時間はかかります。
私個人的な考えですけど、ホンダのリコール隠し?。って思います。ガスケットが先に切れるなんて通常じゃ考えられません。E07Zエンジンのガスケット交換作業がリコールになったらホンダに取っては大損害。部品代はしれてますから人件費で大赤字。ディーラーのサービスマンは連日徹夜で過労死寸前になるでしょう。しかしねぇ、お客さんも悪い乗り方してるわけでもないし、オイルだって定期的に交換しています。ウチだって通常の半分しかもらえないのですからイヤです。この理不尽なオーバーヒートは多分これで3台目?だったと思います。ウチでは。
リコール隠しって聞こえは悪いけど、どう考えてもおかしい。工場出荷時にすでにエアが入っているのではないかとまで考えてしまいます。