三菱U42T(軽トラック)。ラジエータから水が漏るから修理してとの事。ラジエータに水を入れてエンジンをかけて様子を見る。何分たっても漏らない。おかしいと思って助手席の足下を見るとフロアマットの下がビショビショになっていた。新聞紙も敷いてあったので依頼された方はラジエータと思いこんでただろうけど、ヒーターコアからの漏れだった。
ヒーターコアは普通はインパネ(ダッシュボード)等をすべてはずしてなんじゃかんじゃで一番奥の箱を分解してやっとこさで取れる部品だ。軽トラック等でもちっとばかし面倒くさい仕事。
すぐに修理にとりかかる。スピードメータをはずし、ラジオをはずし、グローブボックスをはずして冷暖房の切り替えのワイヤーをはずそうとしたら....。
この車のヒーターコアはネジ1本緩めれば横方向に引っ張ると取れる方式だった!。大体三菱車なんて年間に数えるくらいしか整備しないもんで(言い訳)知りませんでした。
すぐに急いで関係なくバラした所を組み立てる私..なにやってんだか。(笑)
他のメーカーも見習って欲しい所ですね。三菱を......(^^;;
で、新品と交換。組み立てて不凍液を入れて、ファンベルトの調整、オイルの点検、空気圧調整等をしてやって洗車だ。ヒーターコアの漏れだとフロアマット付近は結構汚れるので全て外して綺麗にしてあげる。それだけじゃ物足りなくてガラス、タイヤ、窓等も全部洗った。
社長がノコノコ来て「ただの修理じゃろが、そこまで洗わんでもよかが」と言う。
アイツは何も分かっちゃいないのだ。こういう飛び込みの修理を綺麗に丁寧にしておくと車検もかならず持ってきてくれるのよ。絶対の自信がある。(^^;;
82000キロ走行なのでタイミングベルトについても説明して、お客さんにお渡ししました。(^^)
いつもありがとうございます(^^)