金曜日の事なんだけど、もうマジビビったというか死んだな..。一瞬。
絵を見たら大体の想像は付くと思うんだけど、お客さんチに車検終わった車を納車に行きました。ウチの代車の松田キャロル(深緑色)が車庫に入れてあって、先にお客さんの車と入れ替えてからご挨拶しようかなと思ってお客さんの車を脇に停めてキャロルに乗ってエンジンかけてバックしたんだよ。そしたら「ガラガラ!!」とかいって前の方で大きい音がしたからブレーキ踏んで前の方を見たんだよ。そしたら...。
キャロルの左前輪に向かって赤いヒモがピーンッて入ってんだよね。その時に思い出したよ。お客さんチの犬の事を!。
『ポチッ!!!。(仮名)』
その赤いヒモはポチの首に繋がっているのです。『お客さんのウチの犬を轢いてしまったよ。前代未聞だよ。お客さんになんて言うんだよ。』色々な事が頭の中を巡って、俺はたぶん5秒くらいだったと思うけどハンドルに両手と頭付けて考え込んでしまった。とても長い時間に感じたけど。
そして車から降りてもう取り返しの付かないことになったからそんなに急いで降りたわけでもなかった。怖々と車の下をのぞき込んだらポチが出てきて犬小屋に向かって歩き出した。
『うぉぉぉ!、生きてるぅぅぅ。(涙)』普通に歩いてるのよ。俺は小声でポチに「だ、大丈夫けぇ?。」って聞いて見たけど返事しないで歩いていったよ。犬小屋に入ったポチはこっちをずっと見ています。膝の力が抜けて行きました。
「よ、よかった.....。本当によかった... ウンウン.. よかったなぁ...」
その後にお客さんが出てこられて事情を説明しました。お客さん曰く「車の下に入っていく癖があるのよ。」て仰ってましたけど俺の頭の中はもう安堵の気持ちでいっぱいであんましお客さんの話なんか聞いていないのよ。
それから帰って親方にはもちろん言わないけど、夕方までお客さんから「ポチが死んじゃいました。」って電話が来るかもしれないって思って電話が来る度に内心冷や冷やしていました。w